2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今夏最初で最後のビアホール

お探しの店舗のページはありませんでしたぐるなびで店舗を探す 8月の最後の週にようやくビアホールに行く機会があった。 御茶ノ水駅の至近距離。学生街は夏休み。雨模様なので客足も少ない。 昭和レトロなインテリア。客あしらいも手馴れた老舗の風格がある…

Know myself

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幾度も回帰する戦艦大和ノ最期 

帝国海軍のあだ花でありながら、掉尾を飾った巨大戦艦大和の記憶は、たびたび民族のメディアによみがえる。『SpaceBattleShipヤマト』を観て感じたのは、民族のトラウマの自己慰安であろうか。 映画はどちらかというとスポコンもののノリだったが、それでも…

特異点のなかでも特異的な真性特異点

ブログ名からして複素関数論での「特異点」に触れないわけにはいかない。 そんな見当違いな使命感から、特異点の事例を見える化してみます。 Exp(1/z)の名だたる特異点はz=0です。ローラン展開すればわかるように、 この級数から、z→0にて無際…

「エスキモーハンター」記録映画 1949年

イヌイットの生活を今に伝える貴重なる記録映像。カナダの北極海沿岸の一家を描く。イグルーで伝統的な生活に「近い」暮らしぶりをとある一家がみせてくれる。父親の狩りのうでは半端じゃない。アザラシ、海鳥、カリブーを次々に仕留める。 海水に少しでも触…

韓国の一流にしてB級弥勒

弥勒信仰は古代朝鮮における強さの根源になったのだが、その血脈はこの地にみゃくみゃくと生きている。 恩津の弥勒菩薩立像、恩津弥勒を見よ! この18mの立像のB級さには千年もの歴史があるのだ。やはり一度は珍寺ファンとして、表敬訪問したい聖地ではあ…

ハリケーン接近中のUS東海岸の風向

8月27日から28日にかけて、ハリケーン「アイリーン」が米国ワシントン周辺に上陸せんとする。 27日深夜の東側の風向の分布図。 中西部の竜巻の異常発生、酷暑、東海岸の地震の発生とこの度の久々の大西洋岸へのハリケーン上陸とこのところ、まことに異例づく…

ギリシア パトモス島

パトモス島。 風光明媚、この光りあふれる土地で、ヨハネは暗い怒りに満ちた『黙示録』をモノした。ヨハネの黙示録(アポカリプス)はイエス・キリストの教えとは無関係な情念で生まれ落ちた、と言われる。 そのヨハネが啓示を受けた洞窟が残る。洞窟は聖な…

未練がましさの男女差

男女の元カノと元カレへの未練がましさを対比しよう。 それを歌で比較してみるなら、ユーミンとピーカーブーだ。 後者の選曲が恐ろしくマイナーかもしれないはご海容のほどを。 それから、昭和世代の対比研究にしかならないのでご注意を。 ユーミンはもちろ…

華麗なるハチャメチャ映画とバカラック・サウンド

旧作の『カジノロイヤル』は聞きしにまさるハチャメチャ映画であった。監督が5名もいた。 船頭多くして船はマッターホルンに登ったというべきだ。放埒さの頂点に達したのだ。 オーソン・ウェルズ、ウディ・アレン、ピーター・セラーズ、デイヴィッド・ニー…

不遇なる現代音楽作曲家たち

Henryk Górecki、Alfred Schnittke、Alemdar Karamanov、Ida Gotkovsky、Krzystof Pendereckiと何の気なしにWIKIの「近現代音楽の作曲家一覧」の1920〜30年代の作曲家の名を拾い出してみる。 私のかろうじて知っていたのは、最後のペンレツキだけだっ…

ポーランドの暗号解読と数理科学

20世紀前半、とくに1930年代のポーランド数学の勃興は孤絶した歴史現象かどうかを、かつてテーマにした。その特技であった「暗号解読」の伝統についてもどこかで触れた。 ドイツの誇る暗号エニグマ解読には連合国イギリスに非常な貢献をしている。 「コロッ…

日本の美と無常の文化

王侯・貴族・金満家の美がユーラシア大陸系の美だ。均斉・豪快・豪勢な誰でも仰ぎ見るような太陽のような美が大陸の芸術品である。不滅への願いをそこに見出すことができる。 おそらく、そこにはたらく力はバタイユの生命の蕩尽である。あり余るエネルギーを…

Manhattan Skyline

ウレシ懐かし「クスリルンバ」

このようなナンセンスはテレビから姿を消したようだ。

アルカンという音楽家がいた

Charles Valentin Alkan フランスのロマン派。南極か試聴してみたが、ピアノ曲に面目があるようだ。 ショパンと同時期ということだ。 アルカン、覚えておこうっと!

ジョルジュ・リゲティの優れたピアノ・ソロ

現代音楽の巨匠であるリゲティの意欲的なピアノ練習曲、と感じられる。 それも「悪魔の階段」とはね。

怪説論集 「クジラは宇宙から来た」「いまさら宇宙船?」

1)クジラは宇宙から来た 「アルタイルから来たイルカ」というSFをご存知か? あるいは「ジョナサンと宇宙クジラ」とかいうセンチメンタルSFもある。 なぜ西洋文明はこんな奇想に耽るのか? どうせなら、クジラは宇宙から飛来したとしてもヘンではない…

ジョン・ケージの「4分33秒」

ジョン・ケージの「4分33秒」を聴いた人は果たしているのであろうか?

戦後日本の鎮魂セレモニー

8月になると広島・長崎の慰霊祭、それに日航ジャンボ機墜落事故慰霊祭が立て続けである。 年初の1月17日は阪神淡路大震災の慰霊祭から始まり、おそらくは来年から3月11日の東日本大震災の慰霊祭が加わることとなろう。 平成の大災害はこれだけある。 …

金子みすゞさんへ

御霊前に

小数の専門家vs多数のマニア

マーケティング関係者のあいだでは、売り場の担当よりも来訪客、ディーラーよりはカーオーナー、専門医よりは特定の傷病患者の方が知識が豊富になっていることが常識になっていた。 目利きの消費者が増えてきた。 背景としては、商品の数や種類が増え、日々…

励まされる合唱曲のひとつ

カルト映画『X線の目をもつ男』

アメリカ映画らしからぬ悲惨で実存哲学的なラスト映像です。 すべてを見通せるようになり、ついには神と実存の深淵と直面し、 あまりにも多くを透視する我が目をえぐり出す。 この筋には1963年の雰囲気があるね。ロジャー・コールマン監督の有名なカルト…

アンドレ・ジョリベ ピアノ協奏曲

若きフランスのメンバー、ジョリベのインターナショナルな響きの協奏曲。 バルトークやメシアンが解せる方々には、芸術性を評価してもらえるだろう。

イギリスの中世クラシック音楽

13世紀のポリフォニーの合唱。 『Sumer is icumen in(夏は来たりぬ)』 無限のカノンを響かせる。 吉田秀和が「透明な神秘」と絶賛する15世紀の作曲家ダンスタブル(John Dunstable)の曲 「Veni Sancte Spriritus(聖霊よ来たれ)」それに世俗シャンソン(…

孤高の写真家ダイアン・アーバス

アメリカの病巣と現実を直視する写真家

黒人カルチャーの民俗学者

ゾラ・ニール・ハーストンのフィールドワークは貴重だ。その翻訳は幾つか日本にあるのは幸いであります。アメリカ南部の黒人の豊かな精神世界を感知しえるのですからね。 そして、このような彼女の映像が容易に視聴できるのもこの世の幸せでありましょう。で…

ラッセル・アインシュタイン宣言のイマ

核戦争の危機に揺れていた20世紀中頃、哲学者バートランド・ラッセルと物理学者アルバート・アインシュタインが中心になって、『ラッセル・アインシュタイン宣言』が起草、発表された。1955年のことである。 その中に名を連ねた科学者はこうだ。マック…

ガイアナ人民教団事件とフィリップ・K・ディック

ガイアナ人民教団の集団自決事件は世の中に衝撃を与えた。1979年の事件だ。ジェームズ・ジョーンズはキリスト教の牧師で、一頃はキリスト教の代表的牧師として大統領府に招かれたこともある。 それがアメリカ社会に絶望して、ガイアナに集団入植する。そ…