2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

宗教が多すぎるから、意志の自由が保証される

宗教には必ずしも「神」は要請されない。 とするなら、宗教が多すぎるから、意志の自由が保証されると推論してみていいんじゃなーい。 選ぶ自由がある。 カントは実践理性批判で倫理的要求(要請の3番目)から、神の存在が導出される。 そのひそみに倣い、…

金がからめばアマチュア・スポーツは転落するという一例

アメリカにスポーツ・フィッシングという趣味の分野があった。純粋に釣れたクロマグロの大きさを競うだけだ。巨大魚を力と根気で勝ち取る腕自慢を競うだけのアメリカンチックな単純=simpleなスポーツであった。 それを食べるわけでもないのは、なんだか罪な…

「真田丸」と「永遠の0」

このところ映画で話題になったゼロ戦。『風立ちぬ』で取り上げられ、さらに『永遠の0』では特攻隊の搭乗機として若者たちのマインドに蘇えっている。しかも、隣国との領土摩擦できな臭いご時世である。 特攻隊の精神なるものがどのような伝統を背負っている…

ユダヤ人の知的優位性の初期の社会学的分析

ウェブレンというと『有閑階級の理論』が名高いが、ユダヤ人について鋭利な分析を行っているのを書き留めておく。 『近代ヨーロッパにおけるユダヤ人の知的優位』なる論文がある。ここでユダヤ人知性の顕現がどのような社会的背景で生じたかを論じているのだ…

外国人の日本人観について

東日本大震災のおりに、海外で話題になった「秩序を守る」国民性。 オリンピックの東京誘致の滝川Cのプレゼンで引き合いに出された「おもてなし」や「安全性」。 どうやら、この手の海外からの日本観はかなりステレオタイプになっているようだ。 一頃の出っ…