2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧
宝永年間、上総というから今の千葉県北部姉ヶ崎の実話。市兵衛は主人が罪を得て、遠流となるとその老父と遺児に仕えること11年。 江戸に出ては官庁に嘆願書を出し、身を持って主人の罪に代えるように訴えた。 幕府もその忠義に感銘し、市兵衛に主人の田地…
この記録が貴重なのは19世紀末期の開国したばかりの朝鮮半島の実情を英国人女性(英国地理学会会員でもある)の視点からつぶさに読み解くことができることにある。 彼女の視点は民主化して産業革命を経験した現代人のそれに近いのだ。 しかも、彼女は日本…
型にはまることで、はじめて経験が自己に刻印されることがある。 風呂あがりにビール飲んで「プハーッ」表現などは、その典型といえるのが、どうしたわけか、こう言わずにすまないとノド越しスッキリ緊張開放にならない感がしてしまうのだ。 同意したのを強…
その名はジェルメーヌ・タイユフェール。ラヴェルに師事する。「耳のマリー・ローランサン」 女流でも立派なクラシック作曲家がいるのだなあ。
多作家リヒャルト・シュトラウスの19歳の作品!
「なぜ現生人類はアフリカから出現したのか」は数ある無価値な疑問の一つでしかないかもしれませんが、一つの意味ある仮設を引き出すことはできます。 アフリカでは現在まで飢餓や紛争が絶えたことがありません。ご当地人類の受難の地です。黒人たちは苦難の…
1990年代まで伝統的な琵琶法師として人生をまっとうしたのが、山鹿良之であるとされる。盲人として師匠につき、旧事(ふること)の物語の語り部として生計をたてた。 彼の生涯はそれ自体興味が尽きない。 日本社会では盲人はれっきとした職業の場を与えられ…
節足動物ながら調教できる稀なる昆虫ということで「ノミ」を取り上げる。ノミ、とくにヒトノミ(Pulex irritans)は日本ではほとんど見かけることがない。どうしたわけかヨーロッパでは訓練して、「ノミのサーカス」として大道芸の一つになっていた。 ルーシ…