2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

USの軍事クーデターのチャンスか?

米政府機関の一部が閉鎖されるというニュースが本日、いたるところに流れている。おかげで円高になって日経平均はダウンだ。 もちろん、与野党が予算案で合意できなければ、という前提での話だ。 しかし、こんな有り様で、アメリカ市民は誰も議会や大統領に…

動物化したスノビズム

20世紀のフランスエリート層に甚大な影響力を与えたヘーゲル講義の主、コジェーブは1960年代の日本を訪れた。 実は、コジェーブはロシア革命からの亡命知識人である。 そこでこの生粋のヨーロッパ精神が観察したのは、いかなる西洋文明ともことなる動物精気…

韓国の反日トラウマ

お隣の国の精神的不安定さがかなり重篤な様子だ。関東圏の水産物の輸入禁止措置、旭日旗の罰金刑化への動きは瞠目させるニュースだ。 立法の場だけではない。 客観的であるべき司法でもアレマという判決をのべつ幕なしに下している。 裁判でも対馬の寺院から…

ビヨルクの病気

肉体を変形させることで内側をさらけ出すBjorkのムービーと歌唱

ハインリヒ-アントン・ミュラー

スイスの葡萄農場主がなぜテーマかというと、彼がアウトサイダー・アーティストであるからだけでなくて、永久機関の製作者であるからでもある。 葡萄刈り取り機のパテントをもちながら、発狂したのである。 この蔦の絡み合いが機械であると信じる有り様には…

ゲームによる自己治癒

ロバート・リンドナーの『宇宙を駆ける男』は精神療法家の症例をノンフィクション・ストーリーである。 これは、実に強烈で劇的な症例だと思う。 患者の創造した「宇宙」に療法家が巻き込まれる。 患者は科学者であり自分が別宇宙に属しているという迫真の白…

ネットユーザの行動変容

大仰な題だがすでに看板負けするのは必至だ。 ネットユーザの情報活動が多動性を示すのは、言わずと知れたことだろう。それがサーフィンと揶揄されるのは波乗りのごとく、うち寄せ来る異なる情報に戯れるからだ。しかも、その理解は上澄みをすくうような軽快…

神とアルミ箔...

隔絶したものの比較 神とアルミ箔 山海経と生物分子 おでんとオデュッセウス

渋江抽斎を読む

森鴎外の代表作の一つでもある歴史的評伝『渋江抽斎』を読み返した。 渋江抽斎は、幕末近くの江戸に生きた医者である。津軽藩の御典医から将軍のお目見え格までに昇進したが、実は抽斎は考証学に私財をつぎ込む文人肌の医家であった。 その交友は幅広く、幕…

工場の思想

製造業の危機とかで職が国外に流出している。仕事はないよりはあるに越したことはない。確かに大量の職を工場は提供し、多くの付加収入を地域とそこに住む人びとにもたらす。 その税収は自治体には貴重だろう。農業と異なる定時間の労働での収入は若い人には…

矯激なる隣国 韓国・北朝鮮

我らが日本の隣人たる韓国・北朝鮮はかなりのプライドの高さを持つ、手強い隣人である。その政治体制がどうこうというのはさて置き、歴史がそのアイデンティティを物語る。 その韓国に日本は振り回されっぱなしである。 日本が外交ベタであるというのはその…

世界の外側への旅 Outsider art

エキセントリックなる人びとが内なる衝動に駆り立てるかのように異形のオブジェを分泌する。 その造形は常識人をして立ちすくませ畏怖せしめるとともに、瞠目せしめる。 アウトサイダー・アートは深層世界からのメッセージだ。魂の探求を行うヒトのヴィジョ…

ジャン・デュビュッフェが語る「アールブリュット」その他

アールブリュットとはアウトサイダー・アートのこと。アールブリュットのアーティスト名は「別世界」を構築する。 インサイダーたる我らの常識的視覚世界を開裂させるインパクトがある。 ジャン・デュビュッフェが語る「アールブリュット」 番外 ダーガーの…

ワッツ・タワーの建設ドキュメンタリー

1957年にはすでに、こうした異端建造物にアメリカ人は賛嘆していたわけだ。 日本では沢田マンションがある。香港の九龍城はもはやない。 奇想遺産―世界のふしぎ建築物語作者: 鈴木博之,藤森照信,隈研吾,松葉一清,山盛英司出版社/メーカー: 新潮社発売日: 200…

シンボルとしてのコンパス

分度器、コンパス、三角定規は中学の技術家庭科の三種の神器だっちゃ。ところで、中国神話では女媧(じょか)がコンパスを持っている。人の創造者で蛇身の女神が何故かコンパスを手放さないのが、なんとなく気にかかる。 コンパスをシンボルとする理由として…