2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

韓国製造業の光と影

日本の家電メーカーが軒並み大赤字で、国内を震駭させたのに対して、韓国のサムスンやLG電子などの進撃ぶりを見習えと声が上がったのは、まあ、当然の成り行きだろう。 確かに家電製品はモジュール化が進み、商品企画さえ優れていればどこでも生産できるよう…

来宮神社の巨樹

古代的な感性には熱海の来宮神社にあるような巨樹は、神そのものに感じられたに違いない。 来宮神社は「きのみや」神社と読む。木宮神社と称した時代もあったので、巨樹に由来したともいう。伊豆半島は歴史的に大きな船を制作する集団が拠点していた。 御祭…

輝かしき未来"To new horizon"

1940年の”ニューヨーク世界フェア”で公開されたGM提供の映像作品"To new horizon" 素晴らしきモータリゼーションの世界だあ。実際、これに近いのじゃないかな。 あの頃の未来の一つだねえ。

マンデルブロー集合と吐き気

なぜだかフラクタル系のイメージはキモいのが多い。 こうしたアルゴリズム形状について美学的に言えることは、シンプルな対称性があるときはどうにか鑑賞に耐えられるけど、奇々怪々で複雑になるとオエッとなることが多いことだ。 極めつけはマンデルバルブ3…

The Pendulum

確かに、年取るとこういうのダメね、ウルウルするわ。でも、なぜかな?

ランダム・ピックアップ アルヴォ・ペルト

エストニアの現代音楽作曲家アルヴォ・ペルトの曲に遭遇したのでシェアしておきます。 とくに'Spiegel im Spiegel'「鏡の中の鏡」は人気がある。100万回再生だ。チェロとピアノのための室内楽「Frates 」もいい出来 個人的にはこちらの悲愴なイントロが好き…

ヴォーン・ウィリアムズを至急、試聴せよ

ヴォーン・ウィリアムズの曲としては「グリーンスリーブスの主題による幻想曲(Fantasia on Greensleeves)」くらいしか好まれないらしい。 ホルストと同世代であるけど、イギリスではホルストよりも名声が上回るという。 でも、そうは言わずに他の曲もBG…

おそらくベジタリアンはエコであろうけれど、

宮沢賢治の「ベジタリアン大祭」は夢の童話だが、現実にも通じている。それも人類の危機と深くつながる教訓を含んでいる。 賢治自身がそれを実践していた。彼が畑でとれたトマトを小川の水につけておき、一休みする時に醤油をかけて齧ったという記録を読んで…

明治期の東京の芝居小屋

大阪に行くと街なかの大衆芝居興行が多いのに歴史を感じたりする。東京はどうだろう。 どうやら明治期までは、この東京にも大衆演劇の舞台は幾箇所にもあったようだ。 浅草猿若町に三座+人形小舎、新富町には新富座、木挽町にあった木挽座から歌舞伎座は明…

「夜のストレンジャー」&「スターダスト」「Me and Mrs.Jones」

オールズの多角形コレクション

オールズのアルゴリズムにより生成される多角形をupしておきます。 オールズのアルゴリズムはきわめてシンプルです。 1)出発点を決める 2)進む角度を決める 3)進む距離を決める 4)ここで2)と3)を繰り返す 2)と3)の組み合わせを決めておけば自動的に線分が…

尺八の秘曲『虚空』

諸井誠の『ロベルトの日曜日』が尺八の現代性について語る書とは最近まで知りませんでした。京都の明暗寺の虚無僧の本拠からエッセイは始まります。そして、邦楽に感動した外国人を会話の相手にうんちくを傾けるのです。 ロベルトの日曜日 (中公文庫 M 120)…

今日の関心事 神風連

熊本の士族の反乱『神風連の乱』は三島由紀夫の『豊饒の海 奔馬』で取り上げられもした。 明治8年、わずか200にも満たぬ士族の若者らが廃刀令に抗して、県庁と鎮守府を襲う。これは狂信的な暴挙という側面があるが、一方で純粋な神道的な殉教でもあった…

大友皇子の伝説

大友皇子というてもマイナーな存在で 壬申の乱で天武天皇に負けた天智天皇の息子というと、 「ああ、なるほど」という人も現れるだろう。 そのくらいの影のうすさだ。 歴史上でも、どのような人物か、事績や逸話がほとんど見当たらないのだ。 wikiの「弘文天…