2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

伊奈冨神社に赴く

三重県は鈴鹿市の伊奈冨神社に行ってきた。 急に思いたち、矢も盾もたまらず四日市のトンテキを食しに、三重県に行った。その勢いで近鉄の鈴鹿駅を乗り越して、ローカルな鼓ヶ浦に降り立った。 そこから西に歩くこと35分。目指した伊奈冨神社に到着。 あた…

カタツムリよ、君の名は。

今年後半の愛読書でもあった『梁塵秘抄』の四句神歌にカタツムリを題材にしたものがある。 舞へ舞へ蝸牛 舞はぬものならば 馬の子や牛の子に蹴ゑさせてむ 踏み破らせてむ 実(まこと)に美しく舞うたらば 花の園まで遊ばせむ 「舞へ」とは角を出したり引っ込…

方広寺の鐘

大阪の陣、つまり豊臣家滅亡のキッカケとなったのは、方広寺の鐘の銘なのだというが、その方広寺とその鐘は残されている。 不思議なことだ。徳川政権は大阪の陣で豊臣家滅亡後に、この鐘を破却しなかったとは。 京の都を一望する場所に豊国神社は創建された…

不思議な地下街 伏見地下道@名古屋

昭和の息吹が感じられる不思議な地下道がある。地元では「伏見地下街」と称してはいるが、どう贔屓目にみても隧道に毛が生えているだけ、つまり、狭い店舗が軒を連ねているだけの地下道だ。 これが、何故にか、19時半以降だけ営業する。別名、長者町横丁と称…

神戸っ子は平家びいき 須磨の思い

手元に「きんだち哀れ平家の足跡」とい手作り地図がある。『滅びの美学「敦盛」』の折込マップである。 それは須磨を真ん中にした平家関係の遺跡伝承の主題図だ。須磨というのは一ノ谷の合戦の舞台であるのは、地元民の常識なのだろう。 須磨には敦盛塚とい…

竹島 八百富神社に詣でる

三河湾に面する蒲郡市にある自治体の誇る観光地、それは竹島でありますな。 ここは湾内にある無人島?。でも、200mの橋を通って歩いて渡れるのです。 今、隣国と領有権でもめている島とは違います。 橋の両サイドにはアホウドリが整列してお出迎えの風。…

山車とは

山車が登場する日本の祭り33がユネスコ無形文化遺産に登録されるとか。 いつも感ずるのだが、祭りあるいは曳山にかける人びとのエネルギーは半端ではない。 それにしても、山車とは何か。 もちろん、神の遊行される依代(よりしろ)なのだが、なぜ「山」で…