2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

魅惑的な漢字な言葉 濫觴

濫觴(らんしょう) 漢字のフォルムと響きと意味の三位一体を体現している。 学生時代に廣松渉の『マルクス主義の濫觴』なる雑誌論文に触れたのが機縁だ。 「黄河もその源は以って觴(さかずき)を濫(うか)ぶべし(大河の源は、杯が浮ぶ程の小さな流れだ)…

自販機SF出来損ない

営業マンの山中平太は押し付けらた金魚鉢をもって帰宅した。 「また、飲んできたのね」とお帰りなさいもなしに妻の沙苗に一言 「金魚なんか持ちこまれても困るじゃない」 「四つ角のところで、自販機の奴に押し売りされたんだ」 こんな言い訳は妻には通用し…

異界への扉を開こうとしたクリアーノと桂芳樹に瞑目

『異界への旅 世界のシャーマニズムから臨死体験まで』の著者のクリアーノは宗教学者エリアーデの高弟。 亡き師の後を継いで間もなくチャウシエスク政権関係者によりシカゴ大学構内で射殺された。 今から30年前の1991年のことだ。働き盛りになろうとした宗教…

君よ、知るや、人形峠を

大昔、まだまだ「ラララ、科学の子」なんて歌が響いていいた時代には、原子力ってのは科学の希望の最たるものだったようだ。 それゆえに、小学校の教科書には「日本のウラン産地」として人形峠が堂々たる扱いだったと思う(本当かいな、ただの勘違いかも) j…

アニメという異文化アマルガム

『パリピ孔明』なるアニメが中華圏のファンの高評価を勝ちえているらしい。 渋谷に転生した諸葛亮こと孔明はラップなど大衆的な歌謡アーティストの世界の征服に開眼する。主人を英子という若い歌手として、その軍略の才幹をいかし、集客やマーケティング、人…

江戸期の研究家兼文人たち

三田村鳶魚 生活誌の研究家 膨大な著作 森銑三 人物評伝 柴田肖曲 俳句俳人の研究

アーキア

地中の細菌圏 10^30個の細菌がいる。

ハゲの語感

ハゲの古語はあるか? ハグ(剥ぐ)は禿げと関わるだろう。サカハぐともいう。英語ではbald 土地でも草木も生えない場所を禿げという。徳島の祖谷では不毛地をハゲッコという。 ハゲズリなる鳥取県に地名もある。赤土がむき出しになった場所だ。 不毛な人を…

スシ・チョエラ・スラ これはあれを滅ぼす

新しいものは古いものを消し去る 新製品は既存製品を放逐する。 なにかが流行れば、なにかが廃れてゆくもののだ

パワハラの疑いをハラスメント!

殺しあう民族と愛し合う民族

今世紀にもバルカン半島やアフリカで民族浄化的な殺し合いは散発している。 隣接する民族同士がお互いに敵対することはきわめて多いようだ。 古代から何度も繰り返し起きた国境紛争がその最たるものだろう。 自分はそれより、お互いに愛し合う民族がいたかど…