2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

人工狂気 Racter

AppleⅡで作動する「Racter」の映像がある。Racterとは20年ほど昔に作成された対話型人工知能である。 他愛もないアプリと侮るなかれ。 とんでもなく饒舌なムダ話を画面上に溢れ出させる狂気と紙一重の「人工狂気」なのだ。 プロンプトがユーザ入力テキスト…

現存の最強力な還元主義的哲学者 デネット

すごいタイトルとボリュームの哲学書だ解明される意識作者: ダニエル・C.デネット,Daniel C. Dennett,山口泰司出版社/メーカー: 青土社発売日: 1997/12/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 108回この商品を含むブログ (39件) を見る

神奈川県大井町の神社

はるばる神奈川県大井町の三嶋神社まで詣でてみた。 クルマで小田原市から北上すること半時間、ようやく到着。付近に駐車場はないので近所のスーパーのパーキングをお借りする。 さてさて、なかなかの風格の古社である。古社というてもそれほど建物は古寂び…

忍者とはいかにも

バットマンの投げる武器はどうやら手裏剣に影響されているらしく思われる。 手裏剣は手刀を投げるより非効率だれど、かなりユニークな武器であるのは間違いない。殺傷力はないが相手をひるませることはできただろう。 苦無や撒きびしにしてもそうだ。なんと…

フリッツ・ハーバーと日本

フリッツ・ハーバー この偉大なドイツの科学者にして愛国者は、とんでもない悲劇の生涯をおくったことでも刮目される。第一次世界大戦の筆頭貢献者の一人であったハーバーは、ナチにより国外退去を余儀なくされる。 宮田親平の『毒ガス開発の父ハーバー 愛国…

2005年、ジョブスの名演説@スタンフォード大

「ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ」と語りかけたスティーブ、わずか6年前だ。 その彼も、もはや地上にはいない。 全米ナンバーワンの名門大の卒業の場で、大学のドロップアウトと死について語るのは、なんと神業的なことだろう。華々しく世界を…

ララミー牧場だとよ

マルセル・プルーストの生

マルセル・プルーストのフランスのバイオグラフィ。 うしなわれた時は回復されるだろうか? モンティ・パイソンはプルーストを揶揄する奥深さ?を合わせ持つ!

偉大なる経済学者ケインズの肉声

諸君! 偉大なる経済学者ケインズ先生の謦咳に接しておこうではないか。 有能な高級官僚にして卓越した投資家でもあり、芸術と文学と哲学を股にかけた傑物なのだから。なにがケインズを復活させたのか?作者: ロバート・スキデルスキー,山岡洋一出版社/メーカ…

ラヴェルのケース

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルの音楽は、どれもが色彩感が溢れ、音が脈打つように流れてゆく。 「水の戯れ」をリヒターの演奏で聴いてみよう。 彼の生涯が悲劇的なのは、その才能のピークの時期に失音楽症になってしまったことであろう。 交通事故の後…

レイモンド・チャンドラーのインタビュー

「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格がない (If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.」)」 ハードボイルドの巨匠、レイモンド・チャンドラーの言葉だ。角川の宣伝コ…

ジェームス・ジョイスの肉声

ジョイスが自作の『フィネガンズ・ウェイク』を朗読する。 昔のアホなボスがジョイスはケルトだと言ってたが、当時はなんて無知だと思ったもんだ。 ジョイスはアイルランド人には違いないが、トラディショナルなケルト文化とはユリシーズの作者は無縁だとい…

モンローとJFK

60年代のアメリカの最盛期の一名場面だ。 この二人の関係を知っている現代人と60年代当時の人とは受け止め方はだいぶ異なるだろう。 ではあるけれど、サスガ大物女優の演技というか、魅力ときたら! この時、モンローは酔っていたという。

英国王ジョージ六世のリアル・スピーチ

『英国王のスピーチ』で話題となったジョージ六世のリアルスピーチを聴いてみよう。 映画での演技は、このスピーチをよく再現していたなあ。なんか、昭和天皇を思い出すなあ。英国王のスピーチ コレクターズ・エディション [Blu-ray]出版社/メーカー: Happin…

祈りの現代音楽

ポーランドの現代音楽作曲家の[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%B3%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%84%E3%82%AD:title=ヘンリク・ミコワイ・グレツキといえば、「悲しみの…

柳宗悦とB級スポット

昭和十年頃、柳宗悦は大谷に行った。栃木県の大谷である。濱田庄司が益子に住んでいた。その往路か復路に宇都宮まで足を運んで、この界隈の民芸を調べみて回ったのだ。 大谷石の現場を見たその記録は『野州の石屋根』として残されている。それはそれとして、…