フランスの作曲家モーリス・ラヴェルの音楽は、どれもが色彩感が溢れ、音が脈打つように流れてゆく。
「水の戯れ」をリヒターの演奏で聴いてみよう。
彼の生涯が悲劇的なのは、その才能のピークの時期に失音楽症になってしまったことであろう。
交通事故の後遺症である。事故以降、メロディは浮かぶが音符に表現できないのだ。
ラヴェルの失われた音楽は永遠に人類から奪われたのである。
Aha!残念無念
- 作者: ダイアナドイチュ,寺西立年,宮崎謙一,大串健吾
- 出版社/メーカー: 西村書店
- 発売日: 1987/10
- メディア: 単行本
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そうそう、かつて「ラヴェル その病と苦悩 Ravel's Brain」(2000仏加)なるクラシックドキュメンタリーが放送されたことがある。
では、さいごにボレロで数学映像を鑑賞してください。