アニメ映画のメガヒット『君の名は。』の類似設定の映画については大林宣彦監督作品『転校生』や日本の古典文学である『とりかえばや物語』などをあげる論説もあった。
それらはLGBTあるいはトランスジェンダーの時代にふさわしい物語りという点に集約されていよう。
自分的には心理的タイム・トラベルの類似の映画作品という点で、クリストファー・リーヴ主演の『ある日どこかで Somewhere in Time』(1980)を推しておきたい。
この映画自体も隠れた逸品というべきだろう。ただし、『ある日どこかで』の方はすれ違いはすれ違いのままで終わる。ハリウッドものとしては珍しくノン・ハッピーエンドなのだが。
ついでながらロバート・F・ヤングの『タンポポ娘』も時空を超えた別離と再会のラブ・ストーリーだったりする。だれかアニメ化してよ。
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2012/04/13
- メディア: DVD
- 購入: 5人 クリック: 36回
- この商品を含むブログ (12件) を見る
映画音楽もいい。
- 作者: ロバート・F・ヤング,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/01/07
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (4件) を見る