知的関心をそそる訳本の主流から、青土社が姿を消して久しい。
編集部の方針が変わってしまったのだろうか?
思わずそう考えてしまう。
自己流の訳本チョイスなので、偏りがあるのは言うまでもないだろう。
でも、変調しているのは確かなのではないか?
今年、購入した新刊本の現代思想、現代科学系統の青土社本は皆無なのだ。
いや、この本は先月購入しましよ。テーマの良さと情報量につられて衝動買い。
でも、著者は邦人の学者であり、分野的には人類学ではないですか。
ボスケットのこんな本こそ、青土社的な書籍であったはずなんです。
あっ、でもこの本『鏡のなかの自己』は例外か。今年の下半期に買っている。
然しながら、とんがり過ぎた内容でありあすぎたと思います。
やはり、ミズンの『心の先史時代』がかつての青土社らしいインパクトのある出版物だったと思うは、自分だけなのでしょうかね。