2022-06-09から1日間の記事一覧

シンガポールの主観的イメージ 卑小国化民

もちろん、老子の理想国家の理念である小国寡民をもじったものだ。経済力や国民の質の高さで優良国家ではあるのは否めない。 しかしながら、 貧乏人や弱者を認めないエリート国家には永続性がない。文化も芽生えないだろう。 プチ経済スパルタ主義とネーミン…

ハァ~  スッポン スッポン

小関智弘のルポにあった。職人の技でできた金属の嵌めあいの音。 金属の円柱を穴から抜くときスッポンと響くそうだ。 そこで考えた、一発芸が、「ハァ~ スッポン スッポン」であります。 大森界隈職人往来 (岩波現代文庫 社会 66) 作者:小関 智弘 岩波書店 …

本当の思索者は本当に何考えているかわからない

閾域化での反応というのは本人のクオリアとエモーションを規定しているようだ。 たとえば、異性への好き嫌い反応は直感的で直截なもので、それをうまく説明できるすべを本人は持ちえないだろう。 とくに興味深いのが「一目ぼれ」と「一目嫌い」だろうか。 「…

偉大なる三人の図書館員 フョードロフ、バタイユ、ボルヘス

自分の内なるヒーローでもあるフョードロフ、バタイユ、ボルヘスは、いずれも図書館司書かそれに類する職業に就いていた。 フョードロフは、そのキリスト教神秘主義にもとづく不死性と甦り実現という不可能性への挑戦で、ソ連圏の宇宙開発にまで深い影響を与…