始まりの富士山本宮浅間大社

 駿河の国の一宮『富士山本宮浅間大社』が祭る神は「木花咲耶姫命」だ。富士山本宮浅間大社は、東海道からやや奥まった富士宮市にある。起源は垂仁天皇の頃まで遡り、もとは孝霊天皇の富士山噴火を鎮めるための社だったそうだ。
 本宮は「富士山」の山頂であり、1974年の最高裁判決で富士山はこの神社の境内地と裁決されている。だからこそ富士山の世界遺産化には「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」となった次第。


 身延線富士宮駅からは徒歩で10分程度ある。街並みは整備されており、地方都市にありがちな寂れたシャッター通りはない(JR富士駅周辺はそうだったけど)

 遠近からの参詣者が絶えない。皆さんクルマで来社するようだ。


 面白いのは社殿は富士山とは別な方向を向けいている。参道に対して右手に富士山がある。

わきを流れる小川は湧玉池から流れ出している清流。富士山の山塊で浄化された水だ。



 この神社は山の南西に位置している。この千年間の噴火では直接な影響は少ない場所にある。

 地元の料理は「釜あげ桜えび&しらす丼」三色丼ともいえるな。
 流石(さすが)、山海の幸国の駿河である。この駿河とは富士川のことだろう。京都の敦賀とは無縁なのかどうかが気になる。



ところで「信長の首塚」なる地元公認の史跡があるのを初めて知った。日蓮宗の本門寺にある。一応、信長は日蓮宗であったというけれど。