文明の連鎖倒産仮説

 4大文明はいずれも大河の流域に発生した。そのいずれもが滅んだか滅びに瀕している。黄河文明エジプト文明は生きながらえたのかもしれないが、どうもナイルの賜物のエジプトの方は気息奄々だと思われる。黄河文明の子孫である中華人民共和国は今、経済大国を誇示しているがそれは残された遺産を短期間で食いつぶす所業でしかない。

 それはともかく、かつての都市文明は軒並み滅び去り無残な廃墟が世界遺産と名付けられている。メソポタミア文明インダス文明の都市廃墟は周辺に広大は荒れ地がある。
 過去の文明興亡の結果、地球上の不毛地帯のパッチとなって地表を覆っている。
砂漠化 塩害 不毛の地となって大陸を塗りつぶしているのだ。
 都市化の行き着く果てなのだろう。しかし、現代文明が例外とかんがえるのは早計だと思われる。地球上の都市文明は連鎖倒産、つまりは、地域を荒廃させながら、やがて地表における生存手段を自ら収奪し尽くすことで消滅する途上にある。
 過去の、4大文明以降の地域文明の勃興は地表を支配している現代文明への源泉であり、呼び水であった。そして、ここからが肝心なのだが、その滅びはすべて現代文明の衰亡への伏線であると言える。

 これを論証するのは、以下の様な筋道でのエビデンス収集が推奨される。