秋葉山本宮秋葉神社に詣でる

 静岡県の山奥にある秋葉山本宮秋葉神社にようやく詣でることができた。
浜松市天竜区春野町領家の秋葉山の山頂付近にある上社のほうであります。赤石山脈の山中にある秘境中の秘境にある神社といってもいいでしょう。著名な神社で一番アクセスが悪い場所に鎮座してます。
 「正一位秋葉大権現」なる勅額もあり、格も高い。全国の消防関係者が参拝にくるとも言われる。

 天竜川の上流にある火之迦具土大神を祀る鎮火・防火の守護神社の本宮であります。東京の秋葉原ももとをたどれば、東京都台東区松が谷にある秋葉神社に由来するわけですな。
 電気は火と関係があるので火之迦具土大神は電気街と結びついてもおかしくはないでしょう。

 また、どうやら江戸時代までは修験道の根拠地であったらしく、天狗のまつわる信仰もあります。社叢には杉の大木が林立しており、平地の神社にはない神秘感が漂っております。

駐車場からの参道は御影石の石段が延々と連なり、ゴミひとつなく掃き清められております。
 まことに、遠路はるばる詣でるだけの神韻縹渺たる聖域でありました。 



カエデの葉「七葉もみじ」が神紋であります。修験者や天狗が持っている扇ですね。