神社というと天地神明に誓って悪には加担しないような場所という思い込みがある。
でも例外のない規則はない。ヌスト神社なるものが横浜にある。
正式な名前は青木明神社である。青木神社で地図にある。京急線の上大岡駅の近くの大岡川のたもとにある。
祭る神は木の神ククノチノミコトである。
なぜこんな不名誉なあだ名を頂戴したか?
村が山津波に製われた時、大水を浴びた青木神社のご神体は神殿の外に飛び出してしまった。ついでに川向うに移ってしまった。....たとい神さまでも無断で他人の領地に移り住むとはなにことぞ.盗っ人も同然である。
というので盗人の神社となった。
こんな伝説が語る、ある意味、気の毒な神社である。
神社のある住所の地番も飛び地になっているそうだ。三十年前の本ではそうなっていたが、今では新しく振り直されている。