虜になっても負けないぞ!

 今度の参院戦で景気回復を争点にしてしまえば自民党の虜になるかもしれません。そのような罠にはまるのは愚の骨頂であります。
 アベノミクスは金融政策ドーピングによる虚飾政策なので、見かけの市況が良くなろうと所詮は張り子の虎です。
 もっと本質的な問題を取り上げて争点にしなければ、チャグチャグアベコの術中に陥るのが明瞭なのです。

 本質的な問題とは経済・持続性・幸福を三原則として国民の為しうることを問う政治です。国民は病的に肥大して無駄金を垂れ流す政府よりは、小数精鋭の行政体と強力なNPONGOでキビキビと溌剌な国とどちらをお望みでしょうか?
 病んだ巨象である国が何かをしてくれるなどというのは財政危機を招き、衆愚政治を胚胎するだけでありましょう。また、甘えん坊を増長させる政策はアビリーンのパラドックスを招くだけであろう。
 誰も望んでいないもたれ合い国家が自民党政治でやってくるのはみたくないものであります。

公共哲学とはなんだろう―民主主義と市場の新しい見方

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