ポータブル・ハードディスクの件

 タイの大洪水の余波が自動車だけではなく、ITにも出てきた。ハードディスクの値上がりのニュースであります。2〜3割りくらい上昇しているらしい。
http://japan.internet.com/wmnews/20111028/4.html
 そろそろ潮時と考え、久々にポータブル・ハードディスクを購入したので、その感想を書きます。
 自炊の道を驀進している都合上、バックアップメディアは不可欠である。大容量ハードディスクは必携になるのだ。自炊はスペースの節約である。ハードディスクも場所を取らないものが理想である。

 今回のブツは、耐衝撃機能付きの1テラの製品である。バッファロー製だ。
 これまで160G、320G、500Gと買いつないできた。USB2.0インタフェースは変わらずであるが、筐体がひと回り小さくなっているのには驚いた。手のひらサイズに近づいた。もちろん電源なしでも動く。昔はあったが、新製品では外部電源のケーブルは消失している。電源はUSBから供給されるのである。
 しかし、いまだにFAT32でのフォーマットなのは困りモノだ。ファイル管理の柔軟性と安全性からNTFSが望ましい。それに4G以上のファイルもあるご時世なのだ。
 そうブツブツ言いながら、付属のユーティリティソフトでNTFSへの変換は簡単にできた。ファイルのコピーを高速化するユーティリティソフトも付随している。

 本製品の第一印象。
 軽いし小型で大容量と技術進歩を絵に描いたような製品であるが、信頼性は長期間使ってみなくてはわからない。ハードディスクは消耗品なのだから。本当はそうでないことを切望するのだが、確実に寿命がある。価格も一万円を切っている(10月末時点では)ので、安いとまでは言い切れないが、リーズナブルな価格帯であろう。
 400G近いデータのコピーは4時間弱かかった。作動中には青いLEDが光る。目下のところ順調である。

 1テラのディスクなど無縁かと信じていたが、いとも簡単に予想は裏切られた。ネット上のストレージサービスも絶対無縁だと信じているが、それも危なくなってくるのだろう。