自炊本と読書デバイスとしてのTablet

 自炊本が山ほど溜まってきたが、ようやくこの程Kindle以来の読書端末を取得した。実際にはKindleのPDF読書は使いものになっていなかった。ページメクリがとんでもなくトロイので見捨てていた。なのでTabletには反発を感じていたのだ。でも電車などや身の回りの知人で使っているのを見聞きして、先入観も薄らいだ。
 結果的に遅まきながらTabletを使いだした次第であります。

 その用途は二つある。

1)PCだけでは自炊本=pdfの読む機会が限定される。ノートPCによる読書はほぼ目の前に置き場所があるデスクなどに限定される。どうしても、どこでも読書できる読み込み専用端末が必要だ。
 なにせ、PCは重たい。気軽に持ち運んで楽な姿勢で読書はできない相談だ。
 言い換えると、PCはデータ入力であり、タブレットはデータ参照(読書)という分業が不可避になった。PCとタブレットの二画面はブログ作成には有り難い。

2)画像の取得にスキャナーが必要でペンタイプなどを試したが、タブレットのカメラで十分だということに気づきました。
 お手軽スキャナーとして役立てるのであります。ハンドスキャナなども検討してれどタブレットの多機能さには負ける。画素数も800万くらいでコストパフォーマンスも悪くない。

 そして、価格的にも製品のバリエーションにも大きな自由度が拡がってきたのも、タブレット購入の動機づけとなりましたがね。
 いまだにiPADはたしかに優れものでしょうけど、自分はMicroSDを気軽に使うのと価格性能比でHUAWEIMediaPadT2 10.0 Proに決めました。
 価格はおよそ2万ちょっとである。
 それでもCPUはQualcomm MSM8939 Octa-core 64-bitとなる。あるサイトでは省電力とマルチコアの高性能を兼ね備えたプロセッサとある。

このプロセッサは8個のコアを持つ「オクタコア」と呼ばれるタイプ。負荷が低い時は1.2GHzの低速なコアを動かすことで消費電力を抑え、高いパワーが必要なときはさらに1.5GHzの高速な4個のコアが動く仕様

 RAMは2Gであり、端末ストレージは16Gと容量もPDFを読み取るには十分。解像度は1200X1920で、かなり横長であります。約 10.1インチの大画面。
 重さは495グラム。これでもiPADより軽量だ。軽量の秘密は強化プラスチックのボディということだ。金属製ではないから歪むほどの荷重に弱いことは覚えておこう。

 画面を長時間見続けるという意味では「Eye careモードにより目の負担を軽減」なる機能があり、青色光を低減させるモードがあるのがいい。たしかに疲れ目にはならない。もう一つ仕掛けがある。内臓カメラによる画面の制御だ。
 それはいかなる機能かというと。
 カメラは2基着いている。メインカメラ:800万画素と インカメラ:200万画素。このインカメラで周囲の明るさを検知して、画面輝度の調整が自動化されているのだ。節電効果と目にも良いのだ。

 ネット接続。格安SIMで直接インターネットにつなげることもできる。
 自分は既存契約で十分。外ではテザリングで接続、家ではWiFi接続である。Wi-Fi: IEEE 802.11a/b/g/n/ac,2.4&5GHz というのが接続仕様だ。YOUTUBEの動画再生にストレスは感じない。

 面白い機能はデュアルウィンドウだ。
 例えば、Youtubeで音楽を流しながら、読書するにはこの機能のお世話になる。普通のアンドロイド端末はシングルタスクでYoutubeの画面を隠すと音声も途絶えるのだが、マルチコアの威力を使い込んだデュアルウインドウは王道だな。

 そういうわけでAMAZONから購入。セットアップは1時間で終了する。

 PDFの操作感は大きなファイルになるとギクシャク感がややある。しかし、30メガ程度ならブラウジングの妨げになる遅さはない。快適であるといって良いだろう。
 PDFのブラウズのレスポンスを改善するにはアクセス速度が早いClass10のMicroSDを推奨する。

 現在、使いだして一ヶ月。不具合はない。1200冊ほどをMicroSDにいれてどこでも読書をエンジョイしている。

しばらく経つと愛着も湧く。生身でアウトドアを持ち歩くのは気が引ける。そうなると専用ケースが欲しくなる。自分が選んだのは「LOE MediaPad T2 Pro 専用 タブレット ケース 」である。画面保護フィルムもついて、かなり重厚な造りのケースである。


ベルトが付いているが通常の横張りではなく、画面のように裏側に装着した。片手で持てるからだ。

まあ、これで外出先で傍目から何の製品を使っているかわからないので便利だ。


 読書用に落としたアプリはADOBEのAcrobatReaderとファイルマネージャーの二つだけだ。読書アプリは無料のAcrobatReaderで自分には十二分だ。
 だが、AcrobatReaderのみだとMicroSDのフォルダを認識しない。MicroSDには何百冊とPDFがジャンル別に登録されている。その何百ファイルというPDFを管理するためにはフォルダが不可欠だ。
ファイルマネージャーはそのためのToolである。