伊勢の月読宮の印象

 日本神話によれば月読命天照大神素盞嗚命と並んで三貴子の一人のはずである。でも記紀の扱いはそっけない。日月は大きな対立物であるのに、月読命はどこにも権力基盤を持っていないかのようだ。
 そうとはいえども神の都を自称する伊勢は、弟分を疎かにしてはいなかった。先月の参詣の記憶を新たに、メモとフォトを残しおく。
 
 このお宮は中心部からやや外れた場所に位置している。

 簡素な造りながら清々しい。神人、同じ平面でお参りできる。


 最後にみた石垣のみどりがマナコに焼き付いた。一枚一枚の葉が「翠」であった。