2014-03-16 思想系出版を牽引した編集者 その名は中野幹隆である。ポストモダンやニューアカデミズム系の出版の立役者ともいうべきか。1943年 - 2007年の60年の生涯だった。 朝日出版社の『エピステーメー』の時代が、その編集者としての辣腕が最高潮だった。1975年の頃だ。 この月刊誌は日本の思想界を牽引した。 晩年は哲学書房を主催した。この出版社は健在である。 多産で多忙な生涯であったと言える。 墓は鎌倉の円覚寺にある。「et in arcadia ego」と記銘されている。