それは中国にあると専門家はいう。北京国際空港エアターミナルだと。
アメリカやヨーロッパにかわり中国が最先端の建築物を保有する時代であるということだ。先端プロジェクトやエコシティ建築は中国に集中しているという。
富は欧米からアジアに、それも日本から中国に重心がシフトした。経済のグローバル化とは、もともとは欧米側の資本蓄積と消費拡大の路線だったのだけれど、その帰結として、中国が富を吸い込み、EUが金融不況にあえぎ、アメリカ国民の3割が貧困層に属すという事態を招いた。
それに反して、文化大革命で貧困と飢饉に喘いだ中国が半世紀後に富国となっている。歴史のアイロニーでありますな。
富の実態は何かというとよくわかならない。ただ言えるのは、信用力と生産力に見合った通貨が高くなっている。
それと、金勘定だけしている金融業の盛況は永続しないし、製造業も堅実に富を集めるが、一つの場所には落ち着いていないようだ。
北京国際空港の壮観
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【参考】
- 作者: ポール・スタロビン,松本薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: 単行本
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