武産合気(たけむすあいき)

 合気道創始者である植芝盛平は卓越した神道家でもあった。合気道の主神を「アメノムラクモクキサムハラ」大神とした。
 

合気道の極意は、己を宇宙の動きと調和させ、己を宇宙そのもんと一致させることにある

 大神に同化させる、帰一和合するのだ。
かくて、茨城県岩間町に合氣神社を設立したのである。

 現代社会の商業スポーツのあり方について植芝盛平翁の言葉はなかなか辛辣である。

我らの武道はスポーツとはいわない。スポーツとは魂の抜けた遊戯である

 かくて、植芝盛平五井昌久白光真宏会に共鳴することになる。それもずいぶんと昔の出来事になった。五井は比較的早く昇天し、教団は沖縄の王家の血を伝える女性司祭に継承されたという。
 というわけで、白光真宏会はまだその余喘を保っているようだ。

 いたるところにある「世界人類が平和でありますように」はその活動のあかしであろう。

 白光真宏会の富士聖地には「世界地図」がある。


 植芝盛平の神技もYoutubeで鑑賞してみてほしい。


【参考文献】

 植芝盛平が登場する満州国劇画。夕日将軍石原莞爾との関係も描かれる。