スペインとフランスに挟まれた地域にバスク人が住まうのをいつの頃からか、耳にしていた。
ゴルゴ13のシリーズから知らず知らず学んだのかもしれない。*1
あるいは、フランシスコ・ザビエルがバスク人だというので、『街道をゆく』シリーズで司馬遼太郎がバスク地方を訪問しているせいなのかもしれない。
『ラムンチョ』というロティの小説を読んだせいもあろう。
なによりもネアンデルタール人とオーバーラップして見えるのが、自分のなかで肥大した感覚としてある。
ほんの数万年前まで現生人類と共存・競合していたもう一つのの人類なのだ。体型がガッシリしていて、なんとバスク地方はその最後の生存圏に含まれているはずだ。
ネアンデルタール人は現生人類と交配したという説もある。バスクはその子孫ではないかと夢想する楽しみが意識の深部で培われたのかもしれない。
本日紐解いた『バスク奇聞集』には怪物タルタロなる巨人が語られている。ネアンデルタール人がタルタロ、毛むくじゃらでどこか間抜けな巨人にその遺影を残してしていても不思議ではない。
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