T.S.Eliot documentary

 20世紀の代表的詩人エリオットのドキュメンタリー映像。
 アメリカ生まれでイギリスに帰化した。かくも知性と感性の高みを兼ね備えた詩人は数少ない。
ドキュメンタリーには肉声もあるぞよ!


                                                                                                                      • -

荒地 (岩波文庫)

荒地 (岩波文庫)

 彼の詩は、やつれた現代人とその萎縮した生をつぶさに描きだす。
ミュージカルの『キャッツ』の原作は彼のものだが、余技的なものでしかない。

 『荒地』そういう名の詩の出版社があったもんね。荒地出版社は健在なり。
 詩をうちすてるような社会じゃ、身が持たない。

 ところで、その作品名の「ゲロンチョン」とはなんだろう?
どうも、「小さな老人」=精神が萎えた人間のことのようだ。
 この嫌な響きは妙に気になる。