ボルヘスの書誌

 手持ちのボルヘスの書籍を整理してみよう。このアルゼンチンの作家の精神は極東の人間にとりわけて馴染むものがある。
 彼が、盲目の司書だというのもいいなあ。

 迷宮、図書館、鏡、言語、神学、バークリー、夢、J.W.ダン、四次元、カバラガウチョ、コールリッジ、千夜一夜物語ブエノスアイレス、詩、記憶、不死....

伝奇集 (岩波文庫)

伝奇集 (岩波文庫)

創造者 (岩波文庫)

創造者 (岩波文庫)

ラテンアメリカの文学 砂の本 (集英社文庫)

ラテンアメリカの文学 砂の本 (集英社文庫)

七つの夜 (岩波文庫)

七つの夜 (岩波文庫)

永遠の歴史 (ちくま学芸文庫)

永遠の歴史 (ちくま学芸文庫)

続審問 (岩波文庫)

続審問 (岩波文庫)

幻獣辞典

幻獣辞典


 『続審問』と『伝奇集』あたりが、とくに自分の好みかな。
「バベルの図書館」も夢見がちな気分にいざなう名編だ。クルト・ラスヴィッツの「万能図書館」と並ぶ。
ボルヘスを読むと、書物のクラスターが宇宙を開示する、そんな予感が強まるのだ。
それと「エル・アレフ」はGoogle Earthを連想させる。