2010年の購入書籍サマリ

 2010年は860冊の書籍を購入した。大半が中古本である。
そのうちで特筆すべき書名を書き残す。ゲットして得した気分になれた本である。


金瓶梅(全三巻) 平凡社      −−言わずと知れた中国三大奇書の一つだ。
コーディングリ 海賊大全 原書房  
        −−世の中、海賊時代!ディズニー映画やワンピやソマリア沖、不正コピー
ノートン ダイバー列伝 青土社   
        −−ダイバーは命知らずの奇人ぞろい。映画「グランブルー」だけではなかった
タシュナー 数の魔力 岩波書店   −−ドイツ教養主義的な数学解説はユニーク
海老沢敏 音楽の思想 音楽之友社  −−西洋音楽の基礎を知るための良質な参考書
松尾博志 電子立国八木秀次 文藝春秋
        −−忘れてはならない電子工学者、八木秀次西澤潤一の先輩だね。
ミルバーン ファインマン・プロセッサ−−ファインマンの着想の広がりはいまでも続く
中沢新一 僕の叔父さん網野善彦   −−あのニューアカ中沢新一も昔語りを始めた!
リリー イルカと話す日       −−マッドサイエンスの夢。そんな日は来そうもない
谷川渥編 廃墟大全 中公文庫    −−唯一、語るにたる廃墟本
日中韓 書道史事典         −−普通のすごくアレな本
ノーマン テクノロジーウォッチング −−道具を使いやすくする工学者
ラニー 人間の経済 岩波書店   −−偉大なる異端のポラニー兄弟の一人

 構成的には文庫・新書が30%、残りはほぼ単行本。単行本はノンフィクションが大半だ。音楽之友社平凡社もいい本だしてるよね。応援しているよ!
ありふれたベストセラーでなかった本のほうがいい本が多いのは確かだ。

 もちろん、買った本の7割は自炊している。昨年度の自炊冊数は1500冊なので、狭い我が家の収納スペースはかなりスカスカになったというべきだろう。あまりそんな感じがしないけれどね。