『ゾウを消せ』は多くのイリュージョニストの芸風とトリックのネタバレをしている貴重な書籍。
その中心人物はハリー・フーディーニであるのは象徴的である。
エスケープトリックの達人であったフーディーニは舞台上で「ゾウを消す」を魔術を披露する。
だがそのお披露目は話題にならなかった!
その楽屋裏を逸話をまじえて描いている。観客の眼前で大きな物体を消し去るというイリュージョンには語られざる歴史があったなんて!
おおくのイリュージョンはそのネタを売り買いしていた。さらには特許申請までしているのは、知財権利に敏感だった証拠。ショービジネスというわけである。
- 作者: ジム・ステインメイヤー,飯泉恵美子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/02/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (7件) を見る
フーディーニの実像はYoutubeで見れるものがある。これはその一つ。
そう言えば、最近レンタルでみたフーディーニの映画は詐欺師の降霊術師にキャサリン・ゼタ=ジョーンズを絡ませて、案外面白かった。
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ ガイ・ピアース 奇術師フーディーニ ~妖しき幻想~ [DVD]
- 出版社/メーカー: SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)
- 発売日: 2009/07/29
- メディア: DVD
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
それにしても最近はイリュージョンが話題にならないのは何故だろうか?