ハリー・フーディーニのイリュージョン

 『ゾウを消せ』は多くのイリュージョニストの芸風とトリックのネタバレをしている貴重な書籍。
その中心人物はハリー・フーディーニであるのは象徴的である。

 エスケープトリックの達人であったフーディーニは舞台上で「ゾウを消す」を魔術を披露する。
だがそのお披露目は話題にならなかった!
 その楽屋裏を逸話をまじえて描いている。観客の眼前で大きな物体を消し去るというイリュージョンには語られざる歴史があったなんて!
 おおくのイリュージョンはそのネタを売り買いしていた。さらには特許申請までしているのは、知財権利に敏感だった証拠。ショービジネスというわけである。

 

ゾウを消せ----天才マジシャンたちの黄金時代

ゾウを消せ----天才マジシャンたちの黄金時代

フーディーニの実像はYoutubeで見れるものがある。これはその一つ。

 そう言えば、最近レンタルでみたフーディーニの映画は詐欺師の降霊術師にキャサリン・ゼタ=ジョーンズを絡ませて、案外面白かった。

 それにしても最近はイリュージョンが話題にならないのは何故だろうか?