秋の夜長に

 秋の夜には憂いを帯びたこの歌曲を一人静かに聴きませう。
ラフマニノフの『ヴォカリーズ』です。

ラフマニノフ自身による器楽曲にはエッセンスを感じます。

暮れゆくロシアの大地のかげりとでも言うべき寂寥感がただよう名曲ですねえ。
キリ・テ・カナワの美声もひときわ冴えます。