2011-10-06から1日間の記事一覧

永井荷風と「石の婆様」

荷風の『日和下駄』は東京散歩を好むヒトの座右の書であろう。第二章は「淫祠」であります。 江戸のすみずみには、路傍の小さな神が溢れかえっていた。荷風の時代には多く残存していた。 「淫祠は大抵その縁起とまたはその効験のあまりに荒唐無稽な事から、…