華厳哲学に関する井筒俊彦の論文とブルーメンブルクの『光の形而上学』に
山本義隆田の『幾何光学の正準理論』を融合させる。
宗教と哲学と自然科学を融和させるような「読み」が可能だろうか?
ライプニッツはそれが出来たのかもしれない。数学的自然像と神の理解をこの世が最善世界であるという判断に融和させたのかもしれない。
事事無碍という個が互いに照応(光でその特性を反射しあう)世界と真理としての光のメタファー。これが自然科学での光学の特別なポジションにつながる。
波動としての光は最短距離を自ら選び取り、すべての出来事は光によって相互に時空に点描される。それがアインシュタインの特殊相対論であった。