ふつつかな交流こそ確かなものはない、か

 人生で活力や支えとなるのは親しい人びとだけではない。家族、親族や親友、師弟など強い結びつきがある人たちは自分と近すぎて、ある意味、行き止まりになりがちである。お互い知り尽くしている、そんな偏見が支配しているから、会話はどこかでふくろ小路におちいる。

 弱い結合というのが、人生の転機に大きな役割を果たすことがあるのだ。

 社会学者のグラノベッターの弱い紐帯の理論によれば、強結合である親族や友人より単なる知人とか顔見知りの方が社会活動で役に立つことが多いのだそうだ。

 別の次元で表現すればホモジニアスな付き合いよりヘテロジニアスなそれの方が実りがあったりするのではないか?

 暫定的なライフハックとしては、「それほど共通性がなくand利害関係もなく、出身、年齢、学歴も職業もかけ離れた知人を持て」となる。

 

 

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