高句麗は古代朝鮮に榮えた強国の一つであるけれど好太王碑(こうたいおうひ)で古代倭国との関係があるくらいの認識しかない。
その国の東に大穴あり、隧穴(すいけつ)と名づく。十月国中大会するときには、隧神を迎えて国の東に還りこれをあがめ祭る。
三国史にあるこの記事は不思議の感を与える。山岳信仰ではなく、大穴信仰なのだ。穴を崇拝するとは一体どのような神話があってのことなのだろう。
それにしても、そのような大穴は旧高句麗の土地に残っているのだろうか?
済州島には三神人の創生説話がある。
済州、太初に人物なきなり。忽ち三神人あり、地より湧出し山の北麓に鎮まる。穴あり毛興という。
と『減州誌』にある。その場所は祠があるという。
溶岩トンネルがある火山島の発想なのか、それとも高句麗とのつながりがあるのか。
上記の引用は以下の書によった。
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