秦の始皇帝を出し抜いて日本にやってきたと伝わる徐福は、国内各地に渡来地の伝承がある。
和歌山県の新宮市や山梨県富士宮市、神奈川県秦野市、鹿児島県のいちき串木野市などなどである。
蓬莱の国である日本には不老不死の薬草があると道士である徐福は始皇帝を口説いて、若い男女数百人を同乗させた船を出航させたのである。
上記のなかで、新宮市は「財団法人徐福の会」なるものも存在しているくらいだ。徐福公園は観光施設化している。 日本蓬莱徐福協会というのもある。
1982年になって徐福の故郷が探し出され、87年には徐福の家譜が発見された。
今では中国本土に「徐福祠堂」が建立されているのである。ほんと立派なもんだ。
古代中国から集団移住した記録というのは、徐福くらいなものなのか。鑑真など仏僧はいくにんかいる。しかし、なんどか政変や異民族に征服された中国なのだ。ほかに氏族ごと移住というのがあっていいのでは。
そういえば秦氏は自称、秦の始皇帝の縁戚という。京都太秦や秦野市はその氏族が住むという。秦氏と徐福の関係は興味深いものがありそうだ。
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