ラウンジ・ミュージックを聴きながら

 青春文学を振り返るにはラウンジ・ミュージックを聴きながらがふさわしいかもしれない。

 帝政ロシア末期に青年時代を過ごしたマクシム・ゴーリキーの青年時代。「私の大学」そして「世の中に出て」
 苦しみと愉悦、そして学び舎は人民とともに。スターリンにより消し去られるまでは。


 ヘッセもほぼ同時代を生きたが、ドイツはロシアとは別の歩みをとる。内面に沈潜することを許されたのが相違かなあ。

 フランスの同時期の自伝的小説。こちらは甘党向けであろう。

さすらいの青春 (旺文社文庫 517-1)

さすらいの青春 (旺文社文庫 517-1)


 ラウンジ音楽で青春を回想しよう。